波乱の2020年から新しい年を迎えました。
2021年が明るい話題でいっぱいになることを願うばかりです。
2020年は音楽産業の中でも、特にライブ公演、管楽器にとっては生きにくい時間でした。
上手にコロナ感染拡大の波を避けていくつもの演奏会をなさった方もいらっしゃいますが、
私は使用予定だったホールの厳しい規制のこともあり、リサイタルなど全て延期・キャンセル。
使える目処も立たず、企画が全部宙ぶらりんの状態です。
一人、取り残されたような気持ちがずっと続いています。
二度と演奏会ができないわけではない、とは思うものの、
聴いていただくための具体的な目標がないというは、走れないチーターのような気分。
今は短距離走でなく、ジワジワと追い上げる亀の長距離走行で進むしかないのでしょうね。
自粛期間中は、せっせと家の中を片付けたり掃除しながら、改めて基礎練習を見直しました。
おかげで数年分の家の汚れも少しはマシになり、曖昧だった練習スタイルもだいぶマシに。
かなり苦手だったことも少しは克服・前進したと思います。
レッスンにいらっしゃれない生徒さん相手に呼吸法などの解説動画を作ってみたり
(同じことをE.ベイノンさんがもっと上手になさってたのでやめましたww)
ちゃんと譜読みできていない曲を山積みにして、使い道を考えてみたり…
普通にみんながやりそうなことに、じっくり取り組んでいました。
たっぷり時間がないと取り組めないことができたのは良かったですが、
もっと思い切りボーーーーーッとするのもありだったかも?と振り返ったりもします。
私は苦手意識の強いSNSやってみても良かったかもしれない。
緊急事態宣言後は、雪崩れるように…とまではいきませんが、8割くらいの生徒さんが
すぐにレッスンを再開してくれて、本当に救われる思いでした。
新しい方も通い始めてくださってます!
ただ、今まではレッスン前後で生徒さん仲間同士での会話なども楽しめていたましたけれど、
一人ずつ換気時間を取るようになったため、会ってもらえなくて残念です。
そのようなこともあって、また合宿が中止になってしまったこともあり、
年末に有志だけでアンサンブルを楽しむ日を作りました。
密室練習となるので30分で換気のため中断が必要、なのでチャレンジはできませんが
数人ずつでクリスマスやニューイヤーの曲をちょっとずつ楽しめたと思います。
今年、合宿できなくなっても日帰りアンサンブルは開催したいですね。
発表会もやり方を工夫する必要が出てくるかもしれませんが、是非開催しましょう!
このようなことが、今の私の心の支えになっています。
静かな年明けを過ごしながら、頭の中にある企画をどのように進めようか?と思案中。
できなくなる可能性が高いとしても、準備しなければ何も始まらない。
亀の歩みでも、牛の歩みでも、前に進むことに変わりはないですよね。
いずれ視界は開けるはず。
2年分の素敵なことや出会いがいっぱい詰まった年となりますように。