さあ、明後日!
いよいよ、明後日にライブが迫ってきました。
昨年は、自主企画演奏会を開かなかったので、久しぶりの公開演奏です。
好きな曲ばかりなので楽しみですが、緊張感も走ります。
当日、良い緊張に持っていけるようにしましょう!
フランスものは大好きですし、フルートを吹く以上避けて通れない分野です。
完全に古楽器奏者の方も、フランスバロックはありますね。
フルートが今のベーム式が発表されたのが1920年代で、
さらに改良後、ちゃんと認められたのが1940年代のフランスで。
その後、パリのコンセルバトワールが世界のフルート界を長きにわたり牽引してきた、
といっても、過言ではないと思いますので、
フルートにとって、その時代のフランスの作品は、とても重要なレパートリーです。
いや、そんなことを書きたかったのではなくて…
ヴィラ=ロボスのことを書きたかったのです。
この人は、不思議な人です。
ブラジルを代表するクラシック作曲家、といってよいと思います。
かの地の方々が大事にする「サヴダージ」が、しっかりとメロディーに入り込んでます。
バッハを尊敬して止まず、「ブラジル風バッハ」という作品群を遺しました。
なんの関連もないような、楽器の組み合わせと曲の配置です。
何がしたかったのでしょう?
確かに5番のアリアなどは通奏低音の上に和声と美しい旋律がのっています。
かなり、実験的な作品もたくさんありますね。
フルートとチェロの「ジェット・ホイッスル」なんて、アクロバットみたい。
吹いてる方も、聴いてる方も、面白い感はあります。
キャッチーで、心に沁みる音楽もたくさん書いているのに、
映画音楽は1つしか書かなかった。
ショーロなど、自国ではポピュラーと思われるものもたくさん書いているのに、
クラシック作曲家で通した。
これは作曲だけど「発明」でもあるんじゃない?みたいな曲も多数あり。
なんとなく、ポリシーはわかりますね。
今回も「あ~、この曲ヴィラ=ロボスだったんだ~」と、
思っていただける曲もあるはずです。
このセンチメンタルさ…胸キュンしてワインをお飲みください。
きっと、また聴きたくなりますから。
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