フルートコンヴェンションin川崎

第18回日本フルートコンヴェンションin川崎

 

今年はなんと4日間

川崎(昭和音楽大学&川崎ミューザ)にてコンヴェンションでした

スタッフの皆様、先生方、本当にお疲れさまでした。

素晴らしい会になって良かったですね!

 

私は結局4日間ともかなり長い時間を会場で過ごすことになりました。

見て聴きたかった演奏会・マスタークラス・レクチャーなどの半分も聴けませんでしたが

それでもかなり充実した毎日でした。

 

先週の日曜日、すなわち開催日の4日前にスタッフのご夫婦が我が家にいらして

そこで急に「国産フルートメーカーの歴史」というショーケースで

身内のものが講演することになったのです。

ウチにある国産の古い楽器の何本かも展示するとのこと。

前日まで講演時間の変更などもあり、だいぶ振り回されましたが

なんとか役目を果たすことができました。

使った楽器を展示ブースに並べることになったものの、人がいない…

とのことで3日目は私一人でブースに付いて説明・ご案内係をすること数時間

ほとんど息つく間もないくらいにひっきりなしに立ち寄って下さるたくさんのフルートマニア

老若男女いろんな人に、古い楽器を持って吹いていただくことができました。

ある程度の年齢以上の方には「懐かしい」「そういえばこんな感じだった」

若い世代の方にとっては「数十年前まではフルートってこんなものだったの」

シンプルな感想でも興味を持って触れてもらうことができて、私も報われました。

高名な先生方にも大勢お立ち寄りいただき、直にお話することができてラッキー♪

国産の古い楽器がちょっとしたブームになるかもしれませんよ!?

 

 

さてさて、

私の聴くことのできた演奏会は、レングリ・ユレル・シュッツ、そしてバイノンの一部分

ショーケースでもバイノンや大フィルの野津さん達など、聴けました。

どれも楽しく素晴らしかったけれど、期待以上の以上!だったのはバイノンでした。

彼女のマスタークラスも大変良かった。

ベネットの生徒でもあったので、私はすごく納得できるし身体にすとんとはまる、というのか

理解できる。20年前の復習をさせてもらった気分でした。

人柄も気取らず優しくて細やかな配慮のできる、とても素敵な方のようです。

 

シュッツの室内楽演奏会もあったのに、ブースに長く居たために会場に入れず…

満席・立ち見で会場はすし詰め、ロビーのモニターで半分くらいを聴くことはできましたが。

共演のハープとビオラの方も熱演されていた様子

残念でした

 

最終日の川崎ミューザでの協奏曲演奏会は全部ちゃんと聴きました!

昨年の神戸コンクールのかわいらしい優勝者によるモーツァルトのロンド

レングリのモーツァルト・クラリネット協奏曲のフルート版

ユレルのプーランクのソナタ、オケ版

彼女のご主人で指揮をしたフロマンジェとの二人羽織フルート演奏がアンコール

管弦楽組曲のバディヌリをアノ早さで二人羽織りでできるのはすごい!

立花千春さんの追悼に…と言っていたけど、あんまり「追悼」な感じではなかったかも

そしてシュッツのメンデルスゾーンのVn協奏曲

これがもう圧巻!!!

この曲、ヴァイオリンでなくても構わないよね〜  

って言えるぐらいの演奏

すごいテクニックを見せてもらった とか 倍音豊かな豊潤な音 とか

全てインクルーディングして素晴らしい音楽を聴かせてもらいました

もう、ずば抜けています

フルートという楽器を越えているかもしれません

放心状態で会場を後にしました

 

 

毎回のコンヴェンションでは懐かしい方々にも結構会えるのです。

残念ながら、連絡だけで顔を合わせることができなかった方もいるけれど

京都時代の懐かしい面々ともたくさん話せました。

みんな、年取ったけど変わってない(笑)

なんだか嬉しいね

 

もちろん、新しい出会いもいっぱいあって

今後の活動の刺激になりそう

脳内センサーが点滅し続けていました

 

すっかりおまつり気分の4日間で、夏休みが終わったような気分

そろそろちゃんと切り替えなくちゃ

 

早く譜読みをしたい大事な曲があるし

9月Hpとの演奏会の準備も進めなくては

11月の演奏会のプログラムもまとめなくてはならないし

12月おさらい会の曲も用意して

来年の弦楽器との演奏会もぼちぼち人と会場を押さえなくては

 

コンヴェンションでもらったエネルギーで前進します!