デュフォー演奏会

マチュー・デュフォーの演奏会を聴いてきました。

7月27日銀座ヤマハホールにて。2階の一番前の席を確保できました。

会場のサイズのちょうど良かったですね、もちろん響きも充分。

ただし、後ろの方から空調の音が出続けていたのがちょっと残念。

静かに余韻を楽しみたい部分などで、ちょっとホラー映画のようなヒュルルルルルル〜

何度か気になりました。

だから2列目より後ろは席を空けてあったのかも。

 

でも、そんな些細なことは演奏には全く関係ありません!

ほんとに素晴らしかった!!!

パユから比べると知名度的には今一歩下がってしまっていますが

さすがベルリンフィルの首席!

溢れ出る音楽に感動、圧倒されました。

最初のシューベルトのしぼめる花変奏曲は、シンプルな旋律を弱音で繊細に歌い上げる

という、演奏家も聴衆も緊張を強いられる曲なはずなのに、なんて自然な音楽!

長い曲を全部繰り返しても、微塵の揺らぎもなく最後まで聴かせてくれました。

2曲目はマルティヌーのソナタ、改めて名曲だわー

プラハの鐘がいくつも同時に響きあいながら天に向かって登っていくような1楽章

様々な音色を駆使して複雑で美しい音のグラデーションを見せてくれる2楽章

3楽章はさらに躍動感を前に出す演奏でもよかったかな〜、というのは私の贅沢?

本当に私の大好きな曲のうちの一つ、また吹きたくなりました。

後半は、ルーセルの笛吹きたちとフランクのソナタ。

ルーセルは最近あまり演奏されなくなった?と思っていました。

4つの楽章の性格のコントラストがとても面白いですよね。

そして圧巻のフランク!!!!!

もう説明するのはやめます。

これは生で聴いてほしい、是非とも!

フルートだから、バイオリンだから、というのは関係ないです。

素晴らしい音楽を堪能させてもらいました。

 

伴奏者も本当にすばらしかった、浦壁信二さん。

伴奏というより共演者というべき演奏。

フルートのピアノも両方楽しんで、アンサンブルも素晴らしかったというべきですね。

是非またこの方の演奏を聴きたい、と思いました。

 

いやー、この春から

ウィーンフィル首席のシュッツとアウワー

ベルリンフィル首席のパユとデュフォー

そして友人知人先輩方の演奏会

一気に演奏会づいてたくさん聴きました。

生の演奏の素晴らしさを再確認しています。

一つとして同じ演奏のないおもしろさ

場の空気感

よく知っていて暗譜している曲であっても、得られる何かしら新しいこと

当たり前すぎるけど「音楽っていいな〜」と浸りながら歩く帰り道

もっともっと聴かなくちゃ!

 

さあて、秋に向けてどの演奏会のチケット買っておこうかな♪