第2回クーラウフェスティバル終了、その2

それはそれは楽しい舞台でした!!

ついつい、いつもの調子で安い座席を買ったら

舞台の半分近くが見えなかったのが残念。

演奏会形式ではありますが、

可能な範囲で役者さんも動き回りながら演技していらしたので

部分的に表情が観られなかった…ちょっと悔しい。

 

 

戯曲に含まれる全部の主題がきれいに織り込まれた序曲

長めではありますが、これから始まる王家の物語にふさわしい

堂々とした風格を備えた演奏で、ワクワクしてきます。

 

前半は、俳優さん達の語りが中心の舞台。

入り組んだ人間関係と、その土地や伝説とそこに住む人々の様子を

的確に、でも楽しくオモシロく説明されていきます。

この脚本は、メンソウルの杉本さんの手によるもの。

当て書き(誰がどの役を演じるか決めて台本を作ること)とはいえ

ぴったりの配役と、キャラに合う台詞やジョークの入れ方

さすがですねえ…本当にお見事。


後半は急に舞台の上に動きが出ます。

場面があちこち移り変わることに加え、

バレエが次々と衣装を代えて登場し、農民の踊り・貴族の舞踏会・主役アグネーテの夢の中

を表現します。立体感が出て、一気に華やかさが出てきました。

最後は王の偉大さを決定づける形でのハッピーエンド。

一人もいわゆる悪役が出てこない、というのもかえって現実味があって

安心して見られる一つの要因でしょう。

 

一番心に残ったのは、悩むアグネーテが養母カーンと語り合うところ。

涙が出てきました。

打ち上げ会場で、アグネーテ役の土屋さん、カーン役の松岡さんに

そう伝えたら、お二人とも手を取り合って喜んでくれました。

 

全席売れても赤字になる公演…

覚悟の上でしたが、空席の目立つ客席に悲しくなりました。

観にいらしてくれた方は、この1回だけの公演なんて本当にもったいない!

と皆さん、おっしゃって下さいました。

コマーシャルベースに乗ったいわゆる「売れてる」ものには

あんなにたくさん人が集まるのにね…ほんと残念。

 

 

打ち上げパーティーも楽しかった!


ピリオド楽器のレクチャーをなさったプストラウクさん

カッコいい新曲を見事に演奏なさったユントさん




高名な先生も

始めて会った方も

普段なかなかお話できない人とも

共通の話題を持って話ができるって

嬉しいですよね。



ついつい二次会行っちゃいました…




憧れの劇団のメンバーさんたちとも

膝付き合わせていろんなお話できて

超ハッピー♡


新しい企画の話も出てきましたよ〜♪


あ〜、クーラウ協会理事

やって良かった!