パリ 建築物編

パリの建築物は大きい。

3ヶ月前にプラハを見たせいもあるかもしれないけれど、とにかくどれも手が込んでいてデカい。

凱旋門にしろルーブルにしろ、ノートルダムもサクレクールも、警察も学士院も、人に威圧感を与えるために作ったんじゃないかと思う。

そしてそれらが、街並みを保ちつつ現代の生活に生かされていることにまた驚き。

街全体が歴史遺産でありアート。

すごいところだ。


改修が済んだばかりのサントシャペル

マリーアントワネットが幽閉されていたコンシェルジェリーと続きの建物

この天井の高さと全ての壁を巡るステンドグラス

下の暗い回廊から上がりきると、一気にこの光の束に包まれるという演出効果

 

演奏会を聴いたら素晴らしい響きだった

ここで吹いたらどんな気持ちになるだろう

 

ギマールのデザインのメトロ入り口

ここはシャトレ駅

 

アールヌーボーもこんな風に使うと

ポップな感じでもある。

 

庇のないデザインはモンマルトル下にあった

 

落書きだらけにされても

ディティールの面白さはそのまま

メトロの中もモダンに改装されつつも

デザインに妥協がない

天井のアールとガラスのバランス

ステンドグラスもあるなんて



モンマルトルのサクレクール寺院

クリーム色のパリの街を見下ろす

白い教会

サクレクールとは清い心だそうな


平日にもかかわらず中では

きちんとした礼拝が行われていた

美しい賛美歌コーラスも聴こえる

その周囲をぞろぞろと歩いて見学する

たくさんの観光客

無遠慮なカメラフラッシュと話し声

わからないのかしら?

仏教徒(?)の私達ですら厳かな気持ちになったのに




 

 

サクレクールの

ステンドグラスは

モダンなデザインで

かっこいい

 

寺院前から見下ろす

パリの街

ポンピドウセンター

の偉容がよく見える



ギマールによる

モンマルトルの教会


何気なくこんなのが街中にある




 

 

是非また来たい!

 

そう思ったのが

このポンピドウ

 

中はモダンアートの

美術館でもあり

ショップでもあり

図書館で

市民の憩いの場

 

 

裏側もこんな↓




外に張り付いているチューブは

なんとエスカレーター


登りも面白いけれど

下りで見られる街の様子が

そりゃ〜楽しい


一日中登ったり降りたりしていたいな

 

 

1階はこの広さ

 

子どもの遊び場までも

ポップアート

 

 

 

マレ地区は中世の建物が残る地域

ヴォージュ広場を囲む屋敷はすべて貴族のものだったとか

 

水谷豊主演の映画の舞台、王妃の館ホテルはこの中に

 

今は回廊の中はモダンアートのお店やカフェが立ち並ぶ


バスチーユ広場の

オペラバスチーユ

全容を見たかった


演奏会も何にもない時だったしね…


ルーブルの一番短い辺の

部分





同じくルーブルの

長編↑→↓

 

 

ルーブルは続くよ

どこまでも

 

どうしてこんなに

デカいものを作ろうと思ったんだろう

 

確かに貴重な美術品がごまんとある

でも他の国から持ってきちゃったものも

たくさんあるんでしょ

 

 

中庭の有名な透明ピラミッド

 

小さい方は梁がないけれど

大きいやつはこんなに頑丈に支えられてる




ピラミッド入り口から入り

地下から見上げるとこんな感じ


良くできてるよねえ


古い建物とのミスマッチ

すごく面白い



実は古い部分にも

いろいろ新しく改修がされていて

特に興味がわいたのが明かり取りの

天井

気がついてからは全部チェックしたけど

部屋毎に違うデザインなのですよ


憎いねえ


一番狭い中庭はガラス天井


白い壁と自然光で

雨の日でもギリシャの街のよう



 




これはパレロワイヤルの中庭

 

このポップなオブジェがなんでこんなに馴染んで見えるのか

ほんと不思議…


最後は泊まったホテル近く

レアルの工事現場

その昔中央市場だったこの場所

地下はすでに広大なショッピングモール、しかもメトロもRERも直結、地上も公園併設の施設になるんですって

静かに見守るサントエスタッシェ教会


パリでは工事現場もこんなにおしゃれでしたとさ



あ、オマケ


サントエスタッシェ教会→





↓これが地下の

ショッピングモール


やっぱりデカいし


パリだ

エッフェル塔も凱旋門もオペラガルニエもひたすら自分の脚で歩いて歩いて見てきたんですよ。

でもね…カメラの電池が無くなっちゃって(涙) 私の目カメラにしっかり写してきました。

お話したら伝えられるかな?

あえて一言で言うなら、やはり大きかった。目が回りそうに。

大きい建物という蓑を着て市民を圧倒させていた貴族や特権階級

でもその素晴らしさを理解し守ってきた市井の人々

姿を保ちつつも、今の時代に溶け込ませるアイディアと技術

そうしてそれらが とんでもない観光資源!

タフな街ですね